労働トラブルを総合労働相談コーナーで相談する

労働トラブルについて今から相談を受ける担当職員

区役所などの無料法律相談でも職場でのトラブルの相談はできますが、労働問題を専門に扱う「総合労働相談コーナー」を利用する方法もあります。

総合労働相談コーナーは、都道府県労働局や労働基準監督署に設置されています。

兵庫労働局 総合労働相談コーナー

神戸市中央区東川崎町1-1-3 神戸クリスタルタワー15階 兵庫労働局雇用環境・均等部指導課内

神戸東総合労働相談コーナー

神戸市中央区海岸通29 神戸地方合同庁舎3階 神戸東労働基準監督署内

総合労働相談コーナーでできること

解雇、雇止め、配置転換、賃金の引下げ、募集・採用、いじめ・嫌がらせ、パワハラなどのあらゆる分野の労働問題を対象としています。
事業主、従業員どちらからでも相談できます。

当該コーナー自体は相談や助言に留まりますが、※相談内容に応じて、

1.都道府県労働局長による助言・指導
2.紛争調整委員会によるあっせん

を、受けることができます。

※1.の助言・指導、2.のあっせんは、「個別労働関係紛争の解決の促進に関する法律」により規定されているものです。
個別労働関係紛争とは、事業主と従業員の間のトラブルを指します。

1.都道府県労働局長による助言・指導

個別の労働紛争について、労働局長から、事業主と従業員の双方に具体的な助言や指導を行い、話し合いによる解決を促す制度です。

2.紛争調整委員会によるあっせん

事業主と従業員の間に公平・中立な第三者(労働問題の専門家)が入り、話し合いによる解決を目指すことです。

紛争調整委員会は、弁護士、大学教授、社会保険労務士などの専門家により組織されます。
法律の専門職や裁判所などを利用すると料金がかかりますが、当該あっせんは無料で利用できます。

神戸市が運営するポータルサイト「KOBE JOB PORT」にも

在職中の方が労働相談できる場所について、複数記載されています。